毛先を負担なく染める
群馬県伊勢崎市髪質改善美容室アシック代表の有賀聡です。
カラーをする時、基本根元の染まっていない部分と染まっている中間から毛先の部分を塗り分けて染めます。
根元の染まっていない部分はアルカリの強い薬剤。
既に染まっている部分にはアルカリの弱い低アルカリの薬剤を使います。
でもここ最近出ている流行りのカラー剤は低アルカリの薬剤を出していません。
アルカリが強いから今流行りの色が出せるというのもあるのですが、
低アルカリを出さない理由は、「売れないから」らしいです。
髪の毛のプロの美容師が低アルカリの良さを理解してないから、アルカリだけで常に染めちゃう現実。
パンフレットに傷まないとかツヤが出るなんて書いてあれば信じちゃう気持ちもわかるけど、次に来店した時のすごい褪色は疑問に思わないのかな?
アルカリのカラーを毎回毛先まで繰り返し繰り返し染めていると、髪の毛のダメージは進むし髪の毛がどんどん硬くなってしまうんです。
そうならないために低アルカリを使い、ダメージを少なく髪の毛に色味だけを入れることが出来るんです。
低アルカリを使い髪の毛に色味だけを入れてあげると、髪の毛に染料が入るので髪の毛も落ち着くんです。
だからアシックではリタッチだけのカラーをしないんです。
リタッチだけより髪の毛が綺麗に全体が染まって、髪の毛を落ち着かせることが出来るから。
だからこそ低アルカリを使う。
素材を壊すその場だけ綺麗な色でなく、素材を壊さないその先も綺麗な色を作るために。
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