育った環境
自分が美容学校を卒業して初めて入ったお店で、挨拶、歩き方、接客、技術、お客様の気配り、掃除など全てにおいて教わりました。
初めて就職したお店がそのお店だったので、美容の世界は厳しいのが当たり前だと思ってました。
その後地元に帰って二店舗働いたのですが、ほんとびっくりしました。
何がびっくりしたかと言うと、とにかく甘いんです。
自分が今まで当たり前のように教わってきたことが全然出来ていない。
最初はそれが、めちゃくちゃ衝撃でした。
その後自分がお店を始めてから、たくさんの経験者を雇いましたが、その当たり前のことがほとんど出来ていないんです。
一番は考え方と気配り。
自分がアシスタントの時にめちゃくちゃ怒られたことを、スタイリストがやってる。
最初はその事にめちゃくちゃ腹がたったけど、途中で考えが変わりました。
働いた所で教えてくれなかったお店が悪いって。
逆に可哀想だなって。
きちんと最初に教えてもらえればそれが当たり前に出来るようになるのに。
その当たり前のことが出来ない。
でもそれはどこのお店も一緒。
技術に関しても、ただ教わった通りにやってるだけ。
だからその事に対してよく言います。
それは作業だよって。
シャンプーなんてすごくいい例で、初めてシャンプーしてもらった時にいう言葉は、「それは頭を洗っている作業で、愛を感じない」ってほとんどの人に言います。
シャンプーは道具を使わないで自分の手だけだから、ただ洗っているだけの作業はすぐにバレるんです。
気持ちよくなってもらいたいって思いながらやるシャンプーと、ただ洗っているだけの作業のシャンプーってどちらが気持ちいいと思いますか？
自分はそういう心構えをしっかり教わってきました。
だから最初入ったお店にはとても感謝しています。
うちのお店のスタッフには心構えや気配りを嫌われてもいいから、徹底して教えこもうと思っています。
きっと後でわかるようになるから。
AuthorSATOSHI ARIGA
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この記事の著者
伊勢崎市株式会社 ACHIC代表有賀 聡
・1995年美容室アシックオープン
・2006年店舗拡張
・2015年株式会社ACHIC設立
・2016年COTA年間オール金賞受賞
・2019年「Rayヘアカタログ」にて、「全国＆海外版 厳選ヘアサロン10選」に選出される。
・2021年オリジナルシャンプー・トリートメント発売
美容の技術だけでなくケミカルもしっかり学び、カットやカラーのデザインはもちろん、髪の毛を傷ませない施術方法や、群馬では一人しか出来ない技術の取得、オリジナルメニューを開発している。
