出来ないと言うことは恥ずかしくない。
断る勇気も必要
髪の毛の素材が悪ければ、カラーをしても綺麗な髪色になりません。
髪の毛の素材が悪ければ、パーマをかけても綺麗なカールは出ません。
髪の毛の素材が悪ければ、縮毛矯正をかけても綺麗にまっすぐにはなりません。
昔はそんな髪の毛の状態が悪くても、いい処理剤やいい器具を使えば綺麗になると思ってました。
「せっかく来てもらったんだから頑張らなくちゃ」って思ったんですよね。
でも髪の毛が綺麗になるどころか、髪の毛が傷んでさらに汚くなったんです。
もう薬剤や器具の問題ではなかったんですね。
耐えられる髪の毛の状態でないのが原因だったんです。
でもそんなことお客様ってわからないんです。
美容室に行けばなんとかなると思っちゃうんです。
「プロなんだからなんとかして」と言われることもあります。
でもどうにも出来ないんです。
プロだからこそ出来ないと言うことは恥ずかしいことではないんです。
プロだからこそ断る勇気が必要なんです。
だからといって、その髪の毛を見捨てたりはしません。
きちんとしたヘアケアを教えて、髪の毛が耐えられるようにもっていきます。
それが自分の役割です。