はやく老化してしまうシャンプーか、ちゃんとした間違いないシャンプーか、あなたはどちらを選びますか?
群馬県伊勢崎市髪質改善美容室アシック代表有賀聡です。
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シャンプーの構成成分のうち60%は水です。どのシャンプーも成分表示を見ると一番最初に水と書かれています。その次に多く入っているのが界面活性剤です。元々界面活性剤とは水と油を混ぜるために化粧品に入っているものなのですが、シャンプーや洗剤の場合は特にそれが洗浄成分の役割として配合されてます。つまり、頭皮に残った皮脂やスタイリング剤などの油分を除去する役割です。これが全体の30%配合されています。なので水の次に書かれている成分は界面活性剤の種類であることがほとんどです。
残りの10%の中に補修成分や保湿成分っぽいもの、安定剤や香料、シリコンなどの成分が添加されています。
なので、シャンプーのパンフレットに書かれている〇〇成分配合などの成分でさえ配合率は0.1%くらいだったりするんです。果たしてその成分がそれだけ微量で効果を発揮できるのか?見極めのポイントとしてそれも参考にできるかと思います。
では次に界面活性剤について詳しくご説明させていただきます。先に述べた成分よりこの界面活性剤に何を使われているかでこのシャンプーの性格がよくわかります。
多くの市販のシャンプーに使われているラウレス硫酸Na、オレフィンスルホン酸などは石油系界面活性剤と呼ばれる洗浄力の非常に高いもので安価なのですが脱脂力が強く肌への刺激性が強いです。脱脂力が強いということは本来必要な皮脂膜のバリアなども根こそぎとってしまい乾燥しやすくなります。汚れはよく落ちるのですが、そんなに油でギトギトの肌の人っていないですよね?また、乾燥するということは肌の弾力もなくなりたるみやシワの原因になります。頭皮が1mm弛むと顔が1cm弛むと言われています。頭皮と顔、全身の肌は一枚肌で繋がってますから怖いですよね。逆に、潤いと弾力のある頭皮をキープできたらこの先も若々しくいられる可能性が高くなるってことです!
あとは髪への影響です。髪の毛は濡れた状態だとキューティクルが開いて内側のタンパク質などの成分が流れやすくなります。濡れるだけでその状態のところに強い洗浄力を持ったシャンプーをつけると余計流出してしまいます。せっかく染めたカラーも、ガッツリやったトリートメントも持ちが悪くなってしまいます。
それを毎日使い続けるということは、洗うたびに老化をすすめてるようなものです。やめた方が絶対いいです。
じゃあどういう界面活性剤が良いのかと言うと、PPT系界面活性剤、アミノ酸系界面活性剤。どちらも人体に必要な成分です。代表される界面活性剤でいうとココイル加水分解コラーゲンNa(PPT系)ココイルグルタミン酸Na(アミノ酸系)などで、補修効果もあります。洗いながら頭皮を守り、髪を補修してくれるということです。PPTというのはカラーなどの施術の際の前処理にも使われるもので、天然由来のタンパク質加水分解物で水のも溶けやすいです。原価的には高価なものになるので、やはりこういった成分が多量に含まれることでシャンプーの商品価格も上がるのではないでしょうか?デメリットとして気泡性が弱い、洗浄力が弱い、などが上げられるのでこの成分を主としてバランス良く他の成分も加えられているシャンプーが使い心地の良いシャンプーと言えます。
それでいうとアシックで販売しているシャンプーはかなり優秀でその辺りのバランスが非常に良いです。たくさん世の中にあるシャンプーから探してたどり着いた理想の製品と言えるでしょう。このシャンプーを使った方はこちらが何も言わなくてもよかったですと勝手に言ってくれます。
愛すべきシャンプーだと思います。毎日使うものなのでこれで、10年後20年後の髪のコンディション、お肌の状態が絶対変わります。人生を変えるシャンプーです。
そして、よくノンシリコンシャンプーが良いのかどうか?というお話です。
まずシリコンが何のために入っているかというところからです。答えは先に述べた脱脂力の強いシャンプーだと軋みがどうしても出てしまいます。それをカバーずるためにシリコンでツルッとした手触りを与えています。ところがど 、このシリコンは毛髪にとってはただコーティングするだけで髪質改善には何もつながってないのです。なのでノンシリコンシャンプーは軋むとよく言われてしまうのです。その点オリジナルシャンプーはノンシリコンなのに手触りが良くなります。これはさっき述べた成分の界面活性剤のおかげです。ここまで書けばどんなシャンプーを選べばいいかわかりますよね?
早く老化してしまうシャンプーか、ちゃんとした間違いないシャンプーか、あなたはどちらを選びますか?
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